障害者グループホーム整備の補助金 国が申請を採択せず 杏林会が取り下げ

みちのく記念病院の元院長が理事長を務めていた社会福祉法人「杏林会」が申請していた補助金について、国が採択せず、杏林会も取り下げていたことが分かりました。 これは八戸市の熊谷市長が21日の定例会見で明らかにしました。 杏林会は障害者グループホームの整備に関し、国に補助金を申請していました。しかし、国は6月末付で採択せず、杏林会も申請を取り下げていたことが分かりました。 八戸市は当初、施設の整備を年度内に完了できるよう、6月議会に補助金の一部を計上することを検討したものの、結局、見送った経緯があります。 杏林会は、入院患者の殺人事件を隠ぺいした罪で逮捕、起訴されたみちのく記念病院の当時の院長石山隆被告が昨年度まで理事長を務めていました。 また、青森地裁が保釈金1千万円で石山隆被告の保釈を認める決定をしたことについて熊谷市長は・・・。 【八戸市熊谷市長】 「報道内容を受けまして市の保健所が病院側に確認を行い保釈されたが、病院に戻っていないことが事実である旨報告を受けております」 熊谷市長は裁判で事実関係が明らかになることに期待感を示すとともに、良質で適切な地域医療を提供するため関係機関と連携して対応していくなどとコメントしました。

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