「表札付けないと違反」とウソ 郵便局マーク入り表札販売疑い、76歳逮捕

うそをついて表札のプレートを販売したとして、白河署は21日午前9時5分ごろ、特定商取引法違反(不実告知、不備書面の交付)の疑いで、本籍富山県高岡市、住所不定、自称訪問販売業の男(76)を逮捕した。捜査関係者によると、男は「表札を付けないと違反になる」とうそをつき、郵便局マーク入りの表札を販売していたという。 逮捕容疑は、6月12日ごろ~同19日ごろ、須賀川市の70代女性方や泉崎村の80代女性方、田村市の60代男性方を訪問し、「郵便局です」などとうそを言い、それぞれに表札プレート1枚を販売した上、契約解除に関して法令で定められた事項が記載されていない書面を渡した疑い。 同署によると、ホームセンターで販売されているプラスチック製の表札を約10倍の値段で各家庭に売っていたという。男は「『郵便局です』とは言っていない」と容疑を一部否認している。県警には同様の案件に関する相談が中通りや浜通りから十数件寄せられており、同署は男との関連を捜査している。

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