神戸市は、虚偽申請で休暇を取得して55日間欠勤した22歳の女性など、市の職員ら5人の懲戒処分を発表しました。 神戸市によると行財政局税務部法人税務課の女性職員(22)は2023年度から2024年度にかけて、健康支援休暇と病気休暇の取得について医師の診断書などを偽造し、繰り返し虚偽申請を行ったということです。 調査の結果、虚偽申請によって欠勤となる日数が55日間に及びましたが、女性職員は「書類の偽造をしていない」などと上司に嘘の説明をしていました。 市は「公務員のみならず社会人としてあるまじき行為であり、市と職員全体の信用を著しく失墜させる行為である」として、女性職員を22日付で懲戒免職としました。 また、2023年に同僚の財布から2回、合計1万5000円を盗んだとして垂水区の男性職員(26)を3か月間の停職としました。 一方、東灘区の市立中学校の男性教諭(45)が、ことし5月に生徒の胸倉をつかむなど体罰をしたとして戒告処分としました。 このほか、交通局自動車部市バス車両課の男性職員(60)がことし2月、自家用車の飲酒運転で警察に逮捕され、不起訴となったものの6か月間の停職に。また、交通局の男性職員(62)を、去年から4月から1年3カ月にわたって通勤手当を不正受給したなどとして減給としました。