神戸女性刺殺、容疑者勤務先の社長「ショックでしかない」裏切られた気持ちでいっぱいとも

神戸市中央区のマンションで女性(24)を殺害したとして、22日に殺人容疑で逮捕された谷本将志容疑者(35)が勤務していた東京都新宿区でドライバー業を営む会社の50代男性社長が23日、報道陣の取材に応じた。男性は容疑者について「明るくて、勤務態度や顧客からの評判もよかった」としたうえで、「自分の子供のように接していた。ショックでしかない。裏切られた気持ちでいっぱい」と怒りをあらわにした。 男性によると、谷本容疑者は令和5年5月に同社に入社した。以前は千葉県内の会社に勤務しており、関西から関東に拠点を移した理由について「悪い友達と縁を切りたい」と話したという。 容疑者は会社では寮に入っていたというが、男性は「女性関係の話は全くない。プライベートのことは聞かない。寮でもトラブルが上がったことも全くない」と話した。一方で、両親の入院費などを理由に給与を前借りすることもあり、「300万円くらいの借金がある」と男性に話したこともあるという。 事件前の今月17日から21日まで休暇を取っており、22日から出勤予定だったが、無断欠勤で連絡が取れない状態が続いていた。 男性は被害女性について「お気の毒で言葉にならない。ご冥福をお祈りします」としたうえで、容疑者について「怒りを通り越している。本人に一度会いに行って、直接どなりつけたい」と話した。

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