ウクライナ和平でトランプがプーチンに接近する理由/共鳴し合う「法治軽視」トランプと「独裁」プーチン/アメリカ版オリガルヒとは何か

2025年8月、アメリカ大統領・トランプの主導で、ウクライナ侵攻後初の米ロ首脳会談が開催された。そして、それを皮切りにアメリカ、ウクライナ、欧州主要国首脳などを交えたトップ協議が相次いだ。はたしてこの超異例の連続サミットがウクライナ情勢に早期和平をもたらすのか。その答えは本稿執筆時点ではまだ見通せない。 しかしこの行方にかかわらず、今回はっきりと浮かび上がったことがある。今後の国際秩序の方向をめぐり、米欧間で相反する2つの新旧の政治潮流がぶつかり合い、相克し始めているということだ。これを象徴する外交の表舞台での動きと、相克の背後にある重要な変化に迫ってみた。

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