知らぬ間に名前と住所を知られていました。若者にも増える“ニセ警察官”の被害。その手口は…。 ■“住所と氏名”が…追い込まれた女性 ニセ警察官 「生田警察署のヤマシロです。あなたに逮捕状が出ています」 先月、名古屋在住の30代女性のもとに掛かってきたニセ警察官「ヤマシロ」からの電話。詐欺事件に関与しているというのです。 名古屋市在住 30代 女性 「警察はビデオ電話なんかしないだろうと思っていたが、本当に自分が逮捕されるかもしれないと思ってしまった」 女性がニセ警察官を信じ込んでしまったのは、もう一人のニセ警察官「イタオ」からLINEで送られてきた警察手帳と逮捕状の画像を見たからです。なんと逮捕状には女性の名前と住所が。 名古屋市在住 30代 女性 「名前と住所が知られていたっていうことで捜査は進んでいるんだなと感じてしまったのと、難しい言葉がずらっと並んでいたので、パニックになってしまいました」 追い込まれた女性は銀行の口座番号と残高を教えてしまい、預金の全額を振り込むよう指示されました。 ニセ警察官 「電話を切ったら即刻逮捕・勾留し、家宅捜索をする」 ニセ警察官に指示された通り電話をつないだまま郵便局を訪れると、不審に思った職員によって詐欺に気付くことができたといいます。 名古屋市在住 30代 女性 「『警察に振り込むなんてありえないです』と言ってくれたので(安心して)一気に涙が出ました。おかしいことだらけだったが、正しい判断ができなかった。他人事だと思わず私の体験で危機感を持っていただけたら」