「大追跡」最終章へ――SSBC創設の真意が明らかに…絡み合う過去と現在、銃撃事件の奥に潜む謎を相葉雅紀“名波”らが追う

大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演を務めるドラマ「大追跡~警視庁SSBC強行犯係~」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系/TVerにて配信)第8話が8月27日(水)に放送される(第8話は拡大スペシャル)。 ■SSBC=捜査支援分析センターを舞台にした刑事ドラマ 2015年に放送開始された「刑事7人」以来、テレビ朝日×東映による伝統的な枠の10年ぶり新シリーズとなる同作は、2009年に警視庁に新設されたSSBC=捜査支援分析センターが舞台。SSBCは、初動捜査で犯人の足取りを追うための防犯カメラ映像の収集や分析、スマートフォンやパソコンの解析、犯人像のプロファイリングなどを担う“現代捜査のキーマン”ともいうべきプロフェッショナル集団だ。 今作では、そんな最先端の部署に初めてスポットライトを当て、SSBCの中に新設された、殺人・強盗・放火などの凶悪犯罪を担当する“捜査一課を専門に支援する別班”、SSBC強行犯係とそこを取り巻く人々の活躍、人間模様が描かれる。 脚本は福田靖が担当。DREAMS COME TRUEによる書き下ろしの主題歌「BEACON(ビーコン)」がドラマを彩る。 元・捜査一課の刑事で、現在はSSBC強行犯係で機動分析を担当する捜査官・伊垣修二を大森が、SSBC強行犯係に出向してくる“キャリア組”で、内閣官房長官を伯父に持つ名波凛太郎を相葉が、警視庁捜査一課・主任で伊垣とは元夫婦でもある青柳遥を松下が演じる。 また、名波の伯父で現内閣官房長官の久世俊介に佐藤浩市が、昭和気質のたたき上げ刑事で、ノンキャリアの最高位・警視庁捜査一課長まで上り詰めた八重樫雅夫に遠藤憲一が、伊垣、名波らが属するSSBC強行犯係の係長・葛原茂に光石研が扮(ふん)する。 ■昭和気質の刑事・伊垣と、幹部候補生のエリート・名波の師弟バディ 警視庁捜査支援分析センター、通称SSBC――防犯カメラ映像の収集分析やスマホ・パソコンのデータ解析、容疑者のプロファイリングなどを行い、あらゆる捜査を支援する部署。 そこに新設された「SSBC強行犯係」は、殺人強盗放火などの凶悪事件を担当する”捜査一課”を専門に支援する別班で、機動分析担当の伊垣をはじめ、情報分析を担当する木沢理(伊藤淳史)、技術支援担当の光本さやか(足立梨花)、情報支援担当の仁科瑠美(丸山礼)、そして機動分析担当の小山田勝也(高木雄也)、城慎之介(野村康太)らが所属している。 そこに元外資系証券会社のファンドマネージャーで「国家公務員総合職中途採用試験」に合格した”キャリア組”の名波凛太郎が配属される。 係長の葛原茂によって伊垣が名波の”教育係”に任命され、ノンキャリアで昭和気質の刑事・伊垣と、幹部候補のエリート・名波という師弟バディが誕生。 それまでは、捜査一課を裏で支え、捜査をしないルールに縛られたSSBCに不満を持ちながらも諦めていた伊垣だったが、「悪い人を捕まえるために転職した」「SSBCだって刑事(デカ)ですよ」と、ためらいなく捜査に乗り出す名波に振り回されつつも影響を受け、少しずつ“刑事”として捜査に動き始めるようになる。 ■「大追跡」第8話あらすじ 夜の路地裏で突如銃声が響き、男性が腹部を撃たれる。近くを通りかかった男性の通報で臨場した伊垣修二(大森南朋)は、搬送される人物を見てがく然。男性は元警察官で伊垣の先輩でもある加茂雄作(螢雪次朗)だったのだ。 加茂が撃たれた銃は、警察官が使用するものと同じ38口径。事件当夜、現場付近の警察官が挙動不審な人物を見かけ声をかけるも、逃走されてしまっていた。 八重樫雅夫捜査一課長(遠藤憲一)は、逃げた“赤いシャツの男”を有力な被疑者と見立て、SSBC強行犯係は付近の防犯カメラ映像を集めつつ、この男の行方を追っていた。ほどなくして木沢理(伊藤淳史)が五反田駅の防犯カメラに映る男を発見。青柳遥(松下奈緒)は五反田から乗車可能な電車の駅を全てチェックするようSSBCに命じる。 一方伊垣は、北区に住む加茂がなぜ五反田にいたのか、そもそもなぜ拳銃を持っているような人物と関わりがあったのか、その理由が気になっていた。 その矢先、搬送された病院で生死の境をさまよう加茂のもとを久世俊介内閣官房長官(佐藤浩市)が見舞いに訪れる。久世から事件の早期解決を厳命された八重樫は、なんとしてでも被疑者を特定しようと発奮する。 やがて、加茂を撃った拳銃が22年前のホームレス射殺事件で使用されたものと同じものであることが判明。しかもその拳銃は当時の現職警官から奪われたもので、その警官は加茂だったのだ。まさかの事実に当惑する伊垣。そして名波凛太郎(相葉雅紀)もまた、衝撃の事実に戸惑いを隠せずにいた。 なぜ加茂は奪われた“自身の拳銃”で撃たれることになったのか、拳銃を奪ったのと加茂を撃ったのは同じ人物なのか、そして久世はなぜはるか昔に退官した加茂の容体を気にかけ、捜査一課に犯人逮捕を厳命したのか、全ての疑問を払拭するため、伊垣と遥は名波に「久世官房長官に話を聞きたい」と願い出る。 そして久世の口から語られたのは、加茂との知られざる関係、そしてSSBCを創設するに至った経緯だった。複雑に絡み合う過去と現在、浮かび上がる疑惑と謎…銃撃事件の奥にひそむ、衝撃の真相を追う。 ■床に倒れて動かない遥(松下奈緒) ドラマ公式ホームページなどで見ることができる予告動画では、「やっと見つけた」とつぶやく加茂の姿が。しかし次の瞬間、銃声が響き加茂は撃たれてしまう。画面に浮かび上がる「最終章」の文字。 動画では、今回加茂を撃った拳銃が、未解決の22年前のホームレス射殺事件で使われた拳銃と同じものであることが明かされる。「今回の事件とつながってるなんてな」と言う伊垣に、「僕もびっくりですよ」と応じる名波。伊垣はその「僕も」という言葉を聞き咎める。 「官房長官はあの事件に関係してるのか?」と尋ねる伊垣。その官房長官・久世は「あの事件の捜査はいまだに進行していない」と語る。 動画には、遥が「俺になんの用だ?」と、男にナイフを突きつけられるシーンが。そして「ママと連絡がとれないの!」と娘の美里(今濱夕輝乃)からの電話に緊張の色を浮かべる伊垣。最後は床に倒れて動かない遥のショッキングな姿で締めくくられる。 視聴者からはSNSで「22年前の未解決事件の隠された真実が明らかに 名波くんと伯父さんの意味深な会話が気になります」「次回もハラハラが止まらなさそうですね」「拡大SP嬉しい~、けどまだまだ終わってほしくない」「あの事件について伊垣さんも知っている!?様々な事が一気に動きそうな次回…最終章なのは既に寂しい 期待しています」「最終回が近くなってきて終わるのが名残惜しいです。シリーズ化お願いします(切実)」といった声が寄せられている。

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