神戸市のマンションで女性が殺害された事件で、逮捕された男が事件の3日前にも別のマンションに住む女性の後をつけて、オートロックをすり抜ける行為を行っていたとみられることがわかりました。 谷本将志容疑者は今月20日、神戸市中央区のマンションで住人の片山恵さんの胸などをナイフで複数回刺し、殺害した疑いがもたれています。 谷本容疑者は片山さんの職場周辺からおよそ50分にわたり後をつけて犯行に及んだとみられ、職場付近の防犯カメラには、事件前日に谷本容疑者とみられる男が周辺を徘徊している様子も確認されています。 その後の取材で谷本容疑者が東京から神戸に到着した、事件3日前の今月17日、宿泊していたホテルの近くで容疑者とみられる男が別のマンションに住んでいる20代の女性の後をつけて、オートロックをすり抜ける行為を行っていたことが新たにわかりました。 女性がマンションのオートロックを解除した際、扉が閉まる直前に見知らぬ男が入ってきたことに気づき、奥のスペースに避難。その後、時間を置いて確認したところ男の姿が見えなくなっていたということです。女性にけがなどはありませんでした。 女性からの相談を受け警察もこうした経緯を把握していて谷本容疑者がターゲットを決めずに女性を物色していた可能性があるとみて詳しく調べています。