先月の参議院選挙で、特定の候補者に投票する見返りに報酬を支払う約束をしたとして県内のパチンコ店などを経営する代表や幹部ら6人が公職選挙法違反の疑いで逮捕されました。 逮捕されたのは、県内で2店舗のパチンコ店などを運営する「デルパラ」の社長で東京に住む50歳の男とデルパラの幹部あわせて6人です。 山口県警を含む1都7県の合同捜査本部によりますと、6人は共謀して先月の参議院選挙で社員とアルバイト合わせて60人に対し、比例代表で立候補した自民党の阿部恭久氏に投票する見返りに報酬を渡す約束をした疑いがもたれています。 社員には4000円、アルバイトには3000円を支払う約束だったということです。 合同捜査本部は、県内2店舗を含む全国30店舗以上の社員ら合わせて250人が関与していた可能性があるとして、引き続き捜査を進めています。 阿部氏は全日本遊技事業協同組合連合会の理事長で参議院選挙では落選しています。