山口真由氏、神戸女性刺殺事件で訴え「日本もGPS装着を議論しないと」

信州大特任教授の山口真由氏が28日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜午後1時55分)に出演。神戸市中央区のマンションで住人の会社員女性が刺殺された事件を受け、再犯防止のためのGPSの必要性に言及した。 殺人容疑で逮捕された会社員谷本将志容疑者は3年前にも女性に対する傷害事件を起こしており、今回執行猶予中の犯行となった。前の事件の判決について「保護観察を付けるべきだった」と指摘する人もいるが、山口氏は「確かに保護観察にして認知行動療法とかで改善する報告もある半面、こういう嗜癖性が高い痴漢とか性犯罪って、認知行動プログラムはほとんど意味ない」と説明。問題は加害者側にあるとした上で「日本もアメリカや韓国のようにGPS装着を議論しないといけない。あれは相当心理的に抑圧があるので、韓国では性犯罪の再犯率が8分の1になったという報告もあるんです」と話した。 谷本容疑者は5年前にもストーカー規制法違反などで逮捕、罰金の略式命令を受けており、また今回の事件の3日前に別の女性につきまとっていたことも判明。山口氏は「どんどんエスカレートしてるじゃないですか。実際に最終的には何の罪もない人が殺されてるわけじゃないですか。やっぱりそれはたまらないです」と沈痛な面持ち。性犯罪者へのGPS装着については「人権上非常に大きな制約ですけど、こういう事件を見るとそういうのは議論しないといけないんじゃないかな」と改めて必要性を訴えた。

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