フィリピン拠点 逮捕の男(49)

フィリピンを拠点に活動していた犯行グループの一員として逮捕された男の身柄が鹿児島地方検察庁に送られました。 【北 記者】 「東京を経由してフィリピンから送られてきた重松容疑者が、いま警察官に囲まれながら出てきました」 けさ、活動拠点にしてたとみられるフィリピンから移送されたのは27日逮捕された重松英史容疑者(49)です。 【北 記者】 「重松容疑者、いま顔を隠しながら警察車両に乗り込みました。このあと、姶良警察署に送られます」 警察によりますと重松容疑者は2019年に姶良市で当時80代の女性が警察官をかたる手口で現金約120万円などを盗まれた事件に犯行グループの一員として関与した疑いが持たれています。 窃盗を実行したメンバーは闇バイトで集められた匿名・流動型犯罪グループいわゆるトクリュウで、警察は重松容疑者がメンバーを面接するリクルーターや盗んだ金の管理などを担当していたとみていてます。 重松容疑者は警察の調べに対し「覚えていない」と容疑を否認していて、身柄は28日午後鹿児島地方検察庁に送られました。 この事件では他にメンバーとみられる5人が逮捕されていますが、警察は別に複数のリーダー格がいるとして捜査を続けています。 県警によりますと去年1年間で、トクリュウとみられる犯罪グループによる資金獲得犯罪の逮捕は45人で今年も7月までにすでに17人が逮捕されています。 県警は闇バイトについて「高額バイト」「即日入金」といった甘い言葉に注意すること。 すでに関わってしまっていて抜け出せない状況でも勇気を出して警察に相談するよう呼びかけています。

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