福岡県警は8月22日、東京都内にあるサントリーホールディングス(HD)代表取締役会長を辞任した新浪剛史氏の自宅を麻薬取締法違反(輸入)の疑いで家宅捜索した。捜査関係者によると、容疑は米国から大麻の有害成分「テトラヒドロカンナビノール(THC)」が入ったサプリメントを輸入したというもの。捜索の結果、自宅から違法薬物は見つからず、簡易の尿検査で陰性だったという。 捜査関係者によると、税関がサプリの輸入に気づき、サプリの成分を調べたところ、基準を超える「THC」が含まれていることが判明した。県警などは、サプリは米国の女性から福岡県にいる女性の親族男性を経由して、新浪氏に送られる予定だったとみている。 男性は8月に麻薬取締法違反(輸入)などの疑いで逮捕されている。新浪氏は県警に対して、違法性を否定したという。