【AFP=時事】ウクライナ議会元議長アンドリー・パルビー氏が殺害された事件で逮捕された容疑者が3日、犯行を認めた。ただし、動機は「個人的な復讐」だったとしており、ロシアのために実行したわけではないと述べている。 先週末に逮捕されたミハイロ・ステルニコフ容疑者(52)は、リビウの裁判所で2日に行われた予備審問に出廷。記者団に対し「殺害したことを認める」と語り、「ウクライナ当局に対する個人的な復讐だった」と述べた。 ロシアの特殊部隊と直接協力していたかとの質問には「いいえ」と答えた。 事件についてウクライナ警察は1日、ロシアが「慎重に計画された」犯罪に関与していると述べたが、詳細は明らかにしていない。 事件の映像には、宅配便運転手の服装をした犯人がパルビー氏を複数回撃った後、現場から逃走する様子が映っていた。 リビウ中心部では3日、数百人が集まり、2004年と2014年の親欧州派抗議運動で中心的な役割を果たしたパルビー氏の遺族に哀悼の意を示した。 2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以降、双方は重要な政治・軍事人物の暗殺計画や実行について非難し合っている。 ロシアの国営メディアは、パルビー氏が2023年からロシア当局に指名手配されていたと報じている。【翻訳編集】 AFPBB News