派遣労働者の2カ月分の賃金、あわせて1660万円あまりを支払わなかったとして、愛知県の豊田労働基準監督署は豊田市の人材派遣会社社長を労働基準法違反の疑いで逮捕・送検しました。 逮捕・送検されたのは、豊田市の人材派遣会社「ネクセル」の社長、田口功貴容疑者35歳です。豊田労働基準監督署によりますと、田口容疑者は派遣労働者38人に対し、2024年9月分と10月分の賃金あわせて1660万円あまりを支払わなかったとして、労働基準法違反の疑いがもたれています。 賃金が支払われていなかった派遣労働者の大半はベトナム人で、労働者らが2024年11月に、労働基準監督署に未払いについての相談を持ちかけたことから発覚しました。豊田労働基準監督署は、田口容疑者の認否を明らかにしていません。