頭の骨を折るなど重傷負った同僚をホテルに放置し立ち去ったか 58歳男逮捕 けがの経緯は事件と事故両面で捜査

8月、重傷を負った同僚の男性と福岡市中央区のホテルに入り、治療を受けさせず室内に放置したままその場から立ち去ったとして58歳の男が逮捕されました。 男は「男性は『大丈夫だ』と言っていたので遺棄には当たりません」などと容疑を否認しています。 保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは福岡市中央区荒戸に住むアルバイトの進野昌広容疑者(58)です。 進野容疑者は8月28日午後7時45分ごろ、重傷を負った男性(34)と中央区春吉のホテルに入り、治療を受けさせず、室内に放置したまま、29日午前11時すぎにその場から立ち去った疑いが持たれています。 男性は進野容疑者の同僚で、頭の骨を折る重傷や急性硬膜外血腫などを負いましたが、命に別状はないということです。 警察によりますと、チェックアウトの手続きが行われず、不審に思ったホテルの従業員が部屋を訪れたところ、男性がベッドの上で仰向けで倒れているのを発見し事件が発覚。 その後の防犯カメラなどの捜査で、男性と進野容疑者の関与が浮上したということです。 取り調べに対し、進野容疑者は「男性は負傷して動かなくなっていたが、声をかけると『大丈夫だ』と言っていたので、救急車を自分で呼ぶように伝えると『分かった』と話していたので、遺棄にはあたりません」と容疑を否認しています。 警察は男性が負傷したいきさつについて、事件と事故の両面で捜査を進めています。

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