詐取の1千万円を翌日までに送金か ”占星術師”の女

占星術師だった女が逮捕された高額詐欺事件で、女が被害者から振り込まれた現金1千万円をほぼ全額、翌日までに複数の口座に送金していたことがわかりました。 警察によりますと、住居不定無職の田齊法子容疑者(51)は、2018年10月、福岡市の50代女性に「建物の土台に水晶を埋め込んで風水調整し、付加価値をつけて売る。元金が返ってくる」などと持ち掛け、1千万円をだまし取った疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと、田齊容疑者はこの1千万円を翌日までにほぼ全額、「配当金」などとして複数人の口座に振り込んだということです。 また、女性にはこの1千万円の預かり証を渡したとみられています。 警察は、架空の投資話を持ち掛けて現金をだまし取っては、別の被害者への配当金などに充てる「自転車操業」が続いていたとみて調べています。 田齊容疑者は約70人から総額20億円ほどだまし取ったとみられていて、田齊容疑者を「先生」という敬称をつけて呼び、信じ切っていた被害者もいるということです。

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