「海自スパイ事件」で“ロシアが欲しがった情報”とは マスコミ大騒ぎでも実は「極秘でも何でもなかった」理由

第1回【筋金入りの「ロシア諜報部員」とバーで密会…「海自スパイ事件」自衛官逮捕の決定的瞬間 「別々にテーブル客が一斉に立ち上がって」】を読む 2000年9月7日、海上自衛隊の三等海佐が情報漏洩容疑で逮捕された。当時の世間は20年ぶりの「自衛隊スパイ事件」に沸き、マスコミは「ゾルゲ事件の再来」などと書き立てた。しかし、「週刊新潮」が得た情報筋の証言によれば、どうやらスパイ事件“未満”だったようだ。専門家たちからは、「こんな事件で大騒ぎしていてはスパイ大国に太刀打ちできない」とあきれる声も上がった。一体何が起こっていたのか。 (全2回の第2回:以下、「週刊新潮」2000年9月21日号「スパイ天国・ニッポン ロシアはどんな情報を欲しがったのか」を再編集しました。文中の肩書等は掲載当時のものです) ***

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