指定暴力団道仁会系の組幹部らが県内の男性に大けがをさせ現金などを奪った疑いで逮捕された事件で警察は8日、道仁会の本部事務所を家宅捜索しました。 福岡県久留米市にある道仁会の本部事務所には8日午前、福岡県警の捜査員約30人が家宅捜索に入りました。 警察によりますと、道仁会系組幹部の柳川和樹容疑者(52)ら男女6人は今年5月、県内に住む35歳の男性の太ももを千枚通しで突き刺したり、レンチのようなもので顔や腹を殴ったりして、現金3万円や腕時計を奪うなどしたとして強盗傷害の疑いで逮捕されました。 被害にあった男性は歯を折るなど2カ月の大けがをしました。 男性はキャバクラ店に勤務していた女から「夜景を見に行こう」と誘われ、待ち伏せしていた道仁会系組員らに襲われたとみられています。 警察は道仁会による組織的な犯行の疑いもあるとみて、事件の全容解明を進めています。