都条例で禁じられている地域で個室マッサージ店を営業し、性的サービスを提供したとして、警視庁荻窪署は風営法違反(禁止地域営業)の疑いで、店を経営していた福島市野田町、高平茂樹容疑者(66)と、いずれも中国籍の従業員の女2人を逮捕した。高平容疑者と、女のうち1人は容疑を認め、もう1人は「性的なサービスはしていない」と否認している。 逮捕容疑は、容疑者らは共謀して6日午後、東京都杉並区荻窪と同区高円寺南の個室マッサージ店で、都条例の営業禁止地域内にもかかわらず、個室内で男性客に対して性的サービスを提供したとしている。 両店が性的サービスを提供しているという情報をつかんだ荻窪署と杉並署が共同で捜査。捜査の過程で両店を経営する高平容疑者が浮上し、利用客などから聞き込みを進めて逮捕に至った。 両店はともに令和6年11月ごろから違法な営業を続け、約10カ月で合計7千万円ほどを売り上げていたとみられる。署は資金の流れなど経営実態について詳しく調べる。