ことし6月、福岡県筑紫野市でスリングショットで同僚の軽乗用車をへこませたとして、長崎県営バスの運転手の男が逮捕されました。 器物損壊の疑いで逮捕されたのは、長崎県営バス福岡営業所に勤めるバス運転手、上野政晴容疑者(63)です。 上野容疑者はことし6月14日、勤務中の午前7時過ぎから午前8時ごろにかけて、筑紫野市天山にある営業所の駐車場で、ゴムで弾を飛ばす「スリングショット」を使い、同僚の男性運転手(60)の軽乗用車をへこませた疑いです。 軽乗用車の助手席側のフロントドアには、へこみや傷が数か所確認されたということです。 防犯カメラには、上野容疑者がスリングショットのゴムを引っ張るような様子が写っていたほか、上野容疑者の車からは、スリングショットが押収されました。 被害者の男性は「10年くらい仕事をしているが2年ほど前から折り合いが悪くなった」と話しているということです。 上野容疑者は警察の調べに対し「職場のバスの駐車場でスリングショットで駐車場の石を放った記憶はありますが、目標物に向かって放った記憶はなく、被害者の車に石などを放った覚えはありません」と容疑を否認しています。