李在明(イ・ジェミョン)大統領は9日、米移民当局が韓国人労働者300人以上を逮捕した事件と関連し、「国民の安全の最終責任者である大統領として大きな責任を感じる。類似の事例が繰り返されないよう米国と協議する」と明らかにした。 李大統領はこの日、大統領室で主宰した閣議の冒頭発言を通じ、「突然なことでとても驚かれただろう。深い慰労の言葉を伝える」としてこのように話した。その上で「関係官庁は全員が安全に帰ってくるまで状況を続けて注意深く管理するよう望む」と注文した。 李大統領は「韓米両国の共同に発展に向けた韓国国民と企業の活動に不当な侵害が加えられることが再発しないよう望む」と強調した。 続けて「韓国政府は類似の事例が繰り返されないよう米国と緊密な協議を通じて合理的な制度改善を速やかに推進する。実質的成果が出せるよう相互の信頼と同盟精神により交渉努力を積極的に傾けてほしい」と頼んだ。 5日に米ジョージア州の現代自動車グループとLGエナジーソリューションの合弁バッテリー工場で米国移民当局などによる不法滞在・就労の取り締まりが行われ、韓国人300人以上を含む475人が逮捕され、ジョージア州フォークストンの拘禁施設に連行された。