阪神高速の高架にある電力ケーブルを盗んだとして大阪府警捜査3課は9日、窃盗の疑いで阪神高速の維持管理などを行う下請け業者で自営業の小倉裕介容疑者(43)=大阪市生野区小路東=ら男4人を逮捕したと発表した。下請け業者の立場を悪用し、通電されていないケーブルを狙った売却目的の行為とみられ、府警は詳しい経緯について調べている。 逮捕容疑は6月下旬、大阪府泉大津市の阪神高速湾岸線の高架上に配線された電力ケーブル2本(時価総額約85万円相当)を切断し、盗んだとしている。 捜査3課によると、容疑者の一人は、業務の中で通電されていない場所を把握していた。高架から不審な男らが立ち去る姿を別の下請け業者が目撃していたという。