福岡県警の警部の男が車の中で同僚女性に対し無理やりわいせつな行為をしたとして逮捕・起訴された事件で、ドライブレコーダーの映像が全て消去されていたことが新たに分かりました。 不同意わいせつの罪で１０日に起訴された福岡県警の警部下川陽一被告（５２）は今年５月、自身の車の中で２０代の女性警察職員に無理やりキスや胸を触るなどのわいせつな行為をしたとされています。 捜査関係者によりますと、下川被告の車のドライブレコーダーの映像はすべて消去されていて、証拠隠滅が図られた可能性があるということです。 また、押収したスマートフォンには不同意わいせつ罪で逮捕される可能性や、有罪にならない方法などを調べた履歴が残っていたといいます。 下川被告は警察の調べに、行為は一部認めるものの「誤認逮捕です」と容疑を否認しています。