警察署の留置施設で、面会室への持ち込みが禁じられているスマートフォンを使って面会相手を撮影したとして、熊本中央署などは10日、偽計業務妨害などの疑いで、熊本市南区幸田1丁目、無職の男(23)を逮捕した。 逮捕容疑は8月13日午後3時25分~3時40分ごろ、熊本県内の警察署を訪れ、留置施設に勾留されていた男性との面会を申請。スマホを隠し持って面会室に入り、面会した勾留中の男性を撮影した疑い。 署によると、容疑者は警察官から持ち込み禁止の説明を受けながら、荷物をロッカーに預けたように装っていた。面会立ち会いの警察官は撮影に気付いていなかった。 匿名・流動型犯罪グループ関連の捜査の過程で、面会室内で男性が写った写真が交流サイト(SNS)に投稿されているのを発見。面会記録から容疑者を特定した。男性とは知人同士とみられる。容疑者は黙秘している。