母親の死を隠し、年金を6年間不正受給疑い 60歳の男逮捕 遺体は神戸の集合住宅に放置

母親の死を隠し、6年間にわたって年金を不正に受け取ったとして、兵庫県警灘署は11日、詐欺の疑いで、住所不定、無職の男(60)を逮捕した。署の調べに容疑を認め、「母が亡くなっているのに気付いた後、所定の手続きをして年金の受給を止めないといけないのは分かっていた。『自分の生活があるから』と思って不正受給を続けていた」などと話しているという。 逮捕容疑は、同居していた母が2012年2月に死亡したのに届け出ず、19年6月14日~25年6月13日、37回にわたって年金計約660万円を詐取した疑い。 男については、神戸地検が7月16日、母の遺体を灘区内の集合住宅の一室に放置した死体遺棄罪で起訴している。

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