北海道士別市で2025年3月、自宅に放火し80代の夫を殺害したとして76歳の女が逮捕された事件で、女は「夫と一緒に死にたかった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。 放火と殺人の疑いで逮捕された岩崎明子容疑者(76)は9月17日、身柄を検察庁に送られました。 岩崎容疑者は2025年3月25日未明、士別市大通西14丁目の自宅に火を放ち、1階の寝室にいた夫の信幸さん(81)を殺害した疑いが持たれています。 信幸さんの死因は急性一酸化炭素中毒でした。 警察によりますと、岩崎容疑者と当時2階にいた長女(40代)も煙を吸うなどして病院に搬送され、入院していたということです。 岩崎容疑者は7月中旬に退院していました。 岩崎容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めています。 その後の警察への取材で、岩崎容疑者が「夫と一緒に死にたかった」という趣旨の供述をしていることが分かりました。 警察は、犯行の動機などについて慎重に捜査を進めています。