警察官になりすまして、姶良市の高齢女性から現金を盗んだとして8月逮捕された匿名・流動型犯罪グループのメンバーとみられる男(49)についてです。警察は17日、男が京都府の当時70代の女性からも現金を盗んだ疑いがあるとして再逮捕しました。 窃盗の疑いで再逮捕されたのは住居不定で職業不詳の重松英史容疑者(49)です。 警察によりますと重松容疑者は2019年11月、県内外の少なくとも6人と共謀し警察官になりすまして、京都府の当時70代の女性からキャッシュカードをだまし取り、現金約104万円を引きだして盗んだ疑いがもたれています。 重松容疑者は2019年8月に同様の手口で姶良市の当時80代の女性から現金約120万円を盗んだ疑いで8月に逮捕・送検されていました。 今回の容疑は、2019年に逮捕された共犯の男への調べで浮上していたもので重松容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 重松容疑者はフィリピンに拠点を置く、匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」のメンバーとみられていて2025年2月にフィリピンの入管当局に身柄を拘束されていました。 鹿児島地検は重松容疑者を17日付けで処分保留で釈放していますが、18日以降追送致される見通しです。