16日未明、さくら市の警察署を訪れた男2人が乗っていた車のトランクの中から男性の遺体が見つかり、死体遺棄の疑いでこの2人が逮捕された事件で、18日に行われた男性の遺体の司法解剖の結果、死因は不詳でした。 警察などによりますと、事件は16日午前0時45分ごろ、さくら市のさくら警察署を白いセダンタイプの車で訪れた男2人が「車内に遺体がある」という趣旨の説明をしたため警察官が調べたところ、トランクの中から県央地域に住むの男性(18)の遺体が見つかったものです。 警察は死体遺棄の疑いで高根沢町宝積寺に住む無職の野本直希容疑者(23)と高根沢町寺渡戸に住む無職の山本樹容疑者(23)の2人を逮捕し、17日に宇都宮地方検察庁に身柄を送りました。 警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。 男性の遺体について18日に行われた司法解剖の結果、死因は不詳であったということです。 捜査関係者によりますと、男性の遺体は下半身に下着のみを身に付けた状態で見つかり、全身には鈍器で殴られたような複数の傷があったということです。 栃木県警の特別捜査班は今後、ほかにも共犯者がいるとみて事件のいきさつを詳しく調べています。