「極めて危機的な状況」福島県教育委員会の鈴木教育長 男性教諭逮捕で県立高校の学校長に信頼回復を指示

男性教諭が商業施設の女子トイレに侵入し逮捕されたことを受けて、福島県教育委員会の鈴木教育長は「極めて危機的な状況」と危機感をあらわにした。 「県民の皆様の信頼を大きく失墜させるとともに、教職員の規範意識を根底から疑われる極めて危機的な状況です」9月18日開かれた福島県教育委員会の臨時の所属長会議で、危機感をあらわにした鈴木竜次教育長。 2025年7月に郡山市内にある商業施設の女子トイレに侵入した疑いで、29才の男性教諭が9月16日逮捕された事件。これは福島県が始めた不祥事根絶プロジェクトの開始からわずか4ヵ月後の出来事だった。 鈴木竜次教育長は、「痛恨の極みだ」と述べた上で、会議に参加した県立高校の学校長など約100人に対し、信頼回復に努めるよう要請した。「教育は、教職員や学校に対する信頼の上に成り立っており、今これを失ったらどうなるかという意識を所属職員1人1人に確実に浸透させてください」と述べた。 県教育委員会は、県立学校への訪問を進めて教員とのコミュニケーションを図り、不祥事を根絶していきたいとしている。

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