大阪府内や兵庫県内でトヨタの高級車「レクサス」などを盗んだとして大阪府警は18日、窃盗の疑いで住居不定、無職の杉内拓真容疑者(24)と大阪府寝屋川市上神田の自営業、林田裕也容疑者(26)を逮捕、送検し捜査を終結したと発表した。10件の自動車盗など計21件(総額計約8769万円相当)の被害を裏付けた。 府警は事件を巡り、実行役を含めて計14人を摘発。両容疑者はSNSで「リー」や「パブロ・エスコバル」と名乗って実行役を募っていた指示役といい、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による事件とみられる。 両容疑者の送検容疑は、実行役らと共謀し、令和5年5月中旬~6年4月中旬、神戸市垂水区の駐車場で乗用車1台(時価約880万円相当)を盗むなど、1府3県で通信機器「CANインベーダー」を使った自動車盗を繰り返したとしている。盗んだ車は1台150万円~200万円で売却されていたという。