大麻を自宅で所持していたとして逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)=東京都杉並区=について、東京地検は22日、麻薬取締法違反の罪で起訴した。 清水容疑者は同居女性との共同所持容疑で警視庁に逮捕されていたが、単独所持での起訴となった。捜査関係者によると、3日に自宅で乾燥大麻0・392gを所持したとされる。 警視庁などの調べに、清水容疑者は大麻を吸い始めた時期について「20歳のころ、語学留学中のアメリカで初めて吸った」と供述。参加したホームパーティーで複数の人物が大麻を吸っていて、その時に誘われたといい、「ヒップホップに興味があり、抵抗感がなく、経験と思って吸った」といった趣旨の話をしたという。 また、初めて吸った時の感想は「効能を感じなかった」と説明。2回目で「じわじわと頭がぼーっとしてきて、音楽の楽器の音を聞き分けられるくらい聴覚が研ぎ澄まされ、食事もいつもよりおいしく感じた」と話したという。その後は留学中に「週1回くらいのペースで、友人の家や自宅で寝る前に吸った」という。 一方、東京地検は、7月10日までに自宅で別の大麻を女性と共同所持していたとする容疑については、2人とも不起訴処分とした。(西岡矩毅、藤牧幸一)