無登録で貸金業を営み金を貸し付けたとして逮捕されていた韓国籍の男など6人が、法律で定められた金利を大幅に上回る利率で金を受け取っていたとして出資法違反の疑いで再逮捕されました。 出資法違反の疑いで再逮捕されたのは、韓国籍で東京都豊島区に住む、自称・アルバイトの男(41)など6人です。 警察によりますと6人は、去年11月から今年2月にかけて、金を貸し付けた複数の客からあわせて78回にわたり、法律の上限を上回る違法な利率で利息を受け取った疑いがもたれています。 この間、6人は利息として合わせておよそ94万円を受け取っていましたが、法律の上限であれば3万5000円ほどだったということです。 この金利は、最大で上限のおよそ189倍になります。 6人は、自称・アルバイトの男(41)のマンションに事務所を設け、都知事の登録を受けないままに貸金業を営んだ貸金業法違反の疑いで今月6日逮捕され、きょう、起訴されています。 今回の犯行は警察が捜査を進める中で明らかになったということです。 この6人は知人関係にあり、男はこの中で責任者の立場にありました。 全員、容疑を認めているということです。 この事件をめぐっては、今年4月、庄内地方に住む20代の男性からヤミ金に関する相談があり、山形県警が捜査を進めていました。 6人は去年3月から今年2月にかけてのべ5000人ほどに貸し付けを行っていたとみられ、警察では引き続き男らのグループの全容解明を進めていくとしています。