無許可のタクシー営業「白タク」行為をしたとして、福岡県警は22日、北九州市門司区白野江4、特定危険指定暴力団「工藤会」幹部、小川幸司(55)と、同区葛葉3、無職、貞清一寛(49)の2容疑者を道路運送法違反(有償運送)の疑いで再逮捕した。 逮捕容疑は、2人は共謀して2024年9月19日、同区の飲食店から70代男性経営者を有償で自家用乗用車で運送したとされる。県警は2人の認否を明らかにしていない。 県警によると、乗車料金は行政区をまたぐごとに加算され、1回1000~6000円。県警は貞清容疑者がつけていた日報などから、白タク行為は22年10月ごろから1カ月10回程度あったとみている。小川容疑者の指示の下、深夜に帰宅手段がなくなった飲食店の従業員や客から貞清容疑者が電話を受けて運行していたという。