ことし4月に入校した県警察学校初任科の短期過程20人が卒業の日を迎え、警察官としての第一歩を踏み出した。 県警察学校を卒業したのは、大学卒業の資格を持つ男女計20人。 県警察学校で、2025年4月から9月24日までの177日間、寮生活を送りながら「捜査」の基本や「刑法」、さらに「柔剣道」「逮捕術」なども学んできた。 卒業式では、水庭誠一郎県警本部長が卒業生に向け、「警察官としての誇りと使命感を持ち続けてほしい」と訓示した。 それに対し答辞で、卒業生代表の横尾岳春さんが力強く決意を表明した。 (卒業生代表・横尾岳春さん) 「第一線では多くの困難が待っていると思うが、警察学校で培った自ら学ぶ精神を胸に全力で挑んでいく覚悟」 (酒田署配属・内山満月さん) 「半年間の短い期間で数多くのことを学び得ることも失敗も多くあったが、本日無事卒業できてよかった」 (米沢署配属・渡邉拓真さん) 「警察官としてさまざまな壁に当たると思うが、下を向かずまっすぐに前を向いて頑張りたい」 卒業生20人は24日付けで県内11の警察署に配属され、卒業式の後それぞれの警察署に向けて出発した。