闇バイトの危険性を知ってもらおうと警察と求人サイトの運営会社が下関市の中高一貫校で特別授業を行いました。 梅光学院中学校・高校で行われた授業にはおよそ200人が参加しました。 授業ではまず下関警察署の署員が去年、光市の住宅に闇バイトに応募した県外の3人の少年が強盗に入ろうとした疑いで逮捕された事件を紹介、闇バイトは身近に迫った犯罪だと伝えました。 (下関警察署 吉田大哉警部補) 「(闇バイトによる)犯罪実行者は犯罪組織にとって使い捨ての駒でだれも助けてくれません分かっていても闇バイトに応募してしまう人がいるのは楽して稼げるという言葉に目がくらむからです」 また、求人サイトを運営する「マイナビ」の担当者が性別と年齢を限定した求人や面接を行う前の応募の時点で身分証を求めてくる求人は闇バイトの可能性が高いとして注意を呼びかけました。 (高校3年生) 「手口が身近であやしいとすぐわかりにくいと聞いたのでもし応募してしまっても犯罪と思ったりいけないことだと思ったらすぐに警察に相談したい」 このほか生徒たちは友人から闇バイトに誘われた際の対応について話し合いまわりの大人や警察に相談するといった意見が出ました。