金融庁職員や警察官などになりすまし、盗んだキャッシュカードで現金を引き出した疑い 男女3人を逮捕 闇バイトに応募か 富山

金融庁職員や警察官などになりすまし県内の高齢者からキャッシュカードをだまし取り現金を盗んだとして20代から30代の男女3人が逮捕されました。3人はいずれも闇バイトに応募して犯行に及んだと見られます。 詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは、住居不定の自称建設作業員、荒英人容疑者(28)、愛媛県松山市の自称アルバイト店員、中川裕之容疑者(36)、千葉県君津市の沖崎恵理香容疑者(35)の3人です。 警察によりますと、3人はことし9月6日、富山市内の70代女性に警察官などを装って電話をかけたうえで自宅を訪れてキャッシュカード3枚を盗み、富山市内のコンビニで現金約85万円を、その後金融庁の職員になりすまし、70代女性の自宅を訪れ現金50万円をだまし取った疑いがもたれています。 また、9月3日には3人とは別の人物が警察官をかたって射水市の80代男性に電話で「キャッシュカードを使った犯罪が起きている」などとうそを告げたうえで、荒容疑者が金融庁の職員になりすまして男性の自宅を訪れました。男性の自宅でキャッシュカードを封筒に入れて封印するよう指示し、「キャッシュカードを使ってはいけません」「9月9日まで使ってはいけません」などとうそを言い、隙をみてキャッシュカード4枚を盗んだ後、男性のキャッシュカードを使って現金約37万円を引き出した疑いもあります。 警察の調べに対し、3人はいずれも「SNSの闇バイトに応募した」と話していて、警察は3人はそれぞれ現金を引き出す「出し子」、「運転手役」「現金の回収役」を担っていたとみて調べを進めています。

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