小学校正門前の横断歩道で女子児童が車にひかれ重体 信号のない横断歩道ではどんなことに注意すべきなのか? 広島

14日、小学校のそばの横断歩道で起きた事故です。信号機のない横断歩道を渡っていた8歳の女の子が車にはねられ、意識不明の重体となりました。横断歩道ではどんなことに注意すべきなのか、取材しました。 ■廣原汐音記者リポート 「事故が起きた横断歩道に来ています。朝の通勤時間ということもあり、交通量が多く警察官による見守り活動が行われています」 安芸郡府中町で14日午後4時半ごろに発生した事故。府中南小学校の前の信号機のない横断歩道を渡っていた8歳の女子児童が直進してきた車にはねられ、意識不明の重体となっています。警察は車を運転していた57歳の女性を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しましたが、15日午後、釈放しました。 ■登校のようす 「おはようございます!」 学校では15日朝、職員の人数を増やして登校を見守りました。県警によると、横断中の歩行者と車の事故は2025年9月末時点で220件に上っています。 JAF=日本自動車連盟による信号機のない横断歩道での実態調査では、車の一時停止率は広島県は58.5%。以前よりは改善されていますが、依然として4割以上の車が止まっていません。広島県警は、横断歩道は歩行者優先であることを強く呼びかけます。 ■広島県警交通企画課 坂口健 警部 「信号機のない横断歩道の手前にはダイヤマークがある。この先に横断歩道があることを認識して十分に速度を落として運転してもらう」 また、車と歩行者の意思のすれ違いによる危険にも注意が必要です。 ■広島県警交通企画課 坂口健 警部 「(ドライバーは歩行者が)渡るか渡らないかどうか分からないときは、渡るということを前提として一時停止する。歩行者に関しては自分が渡るという意思を示すために手を上げる。手を上げるのが恥ずかしい場合は、目を送るとか横断の意思を示すことが大切」 信号のない横断歩道の安全をどう守るのか。対策が求められます。 (2025年10月15日放送)

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