15年前、神戸市北区で男子高校生を殺害した罪に問われた当時17歳の元少年について、最高裁判所は14日付で被告側の上告を棄却する決定をし、懲役18年とした一審・二審の判決が確定します。 2010年10月、神戸市北区の路上で、堤将太さん(当時16歳・高校2年生)は、交際していた女子中学生と話していたところ、男に刃物で刺され死亡しました。 男は逃走し、堤さんの両親らは事件解決の手がかりを掴もうと情報提供を求め続けた末、事件から11年後の2021年8月、事件当時17歳の元少年が殺人の疑いで逮捕されました。 一審の神戸地裁は2023年6月、殺意と完全責任能力をともに認め、懲役18年の判決を言い渡しました。被告側は控訴していましたが、二審の大阪高裁はことし6月、一審の判断は相当だとして控訴を棄却していました。 その後、被告側は上告していましたが、最高裁判所は14日付でこれを棄却する決定をし、懲役18年の判決が確定します。