随意契約の修繕工事で有利な選定を行う見返りに、業者から電動自転車や電子レンジなどを受け取ったとして、大阪府の守口市役所参事の男が逮捕されました。 収賄の疑いで逮捕されたのは、大阪府摂津市に住む守口市役所健康推進課参事、安田大輔容疑者(47)です。 安田容疑者は、去年9月から今年4月までの間、贈賄の疑いで逮捕された守口市の土木建築会社役員、矢野勝久容疑者(38)から、市民保健センターの修繕工事などにからむ随意契約の業者の選定で有利に取りはからう見返りに、電動自転車や電子レンジ、ロボット掃除機などおよそ46万円相当の品物を受け取った疑いが持たれています。 警察は2人の認否について明らかにしていません。 警察によりますと、安田容疑者は2023年6月から今年9月まで健康推進課で課長を務めていて、少額随意契約の業務委託や契約の締結などについて決定できる立場にあり、矢野容疑者はこの間、約30件の随意契約で請負業者に選ばれていたということです。 警察は詳しい経緯について捜査を進めています。 また、安田容疑者の逮捕を受けて守口市は17日、「警察の捜査結果などを踏まえ事実関係を精査し、厳正に対処してまいります」とコメントを発表しています。