英国のネオナチ3人組に実刑判決 テロ攻撃を計画

【AFP=時事】英国のネオナチ過激派3人が17日、民族的・宗教的少数派への攻撃を計画したとして、拘禁最長11年の実刑判決を受けた。 クリストファー・リングローズ被告(35)、マルコ・ピゼットゥ被告(25)、ブローガン・スチュワート被告(25)の3人は、2025年初旬にテロ行為の準備を行った罪で有罪判決を受けた。 非白人に対する共通の憎悪によって結びついていた被告3人は、テロ行為の準備または実行に有用とされる情報の収集でも有罪となり、リングローズ被告は違法武器の製造でも有罪判決を受けた。同被告は、半自動銃の部品の大半を3Dプリンターで製造していた。 被告3人は英イングランド北部リーズのイスラム教育センターを攻撃する計画を立てていたが、対テロ警察に逮捕された。 判事は、スチュワート被告に11年、リングローズ被告に10年、ピゼットゥ被告に8年の懲役刑を言い渡している。 3人はオンライン上で計画を立てており、実際に顔を合わせたのは、イングランド中部のシェフィールド刑事法院の被告席が初めてとみられている。 判事は、陪審に提出された374ページに及ぶオンライン上の活動記録により、3人のネオナチ思想が「あらわになった」と述べた。 「黒人やその他の非白人種、特にイスラム教徒や移民に対する憎悪が満ちていた」とした判事は、「ヒトラーおよびドイツのナチ党(国家社会主義ドイツ労働者党)の政策と行動、反ユダヤ主義、黒人やイスラム教徒のコミュニティーを標的にした大量殺人犯への称賛と崇拝」も見られたと述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

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