大阪市西成区の路上で男性の腹部を刃物で刺したとして、大阪府警は18日、同区萩之茶屋3丁目の無職の男(78)を殺人未遂容疑で逮捕し、発表した。 容疑を否認し、「理解できない」と供述しているという。 捜査1課によると、男は9月26日午前0時50分ごろ、同区花園北2丁目の路上で散歩していた近所の無職男性(78)の腹部を刃物で刺し、殺害しようとした疑いがある。男性は搬送されたが、命に別条はないという。 男性は府警に「後ろから近づいてきた男に突然腹部を殴られた」と説明しているという。 2人に面識はないとみられ、府警は男の刑事責任能力の有無も含めて当時の状況を調べる。 男は事件当日の夜、自宅付近の路上で面識のない30代男性を自転車の空気入れで殴ったとして傷害容疑で緊急逮捕されていた。 その後、防犯カメラ捜査で殺人未遂事件への関与の疑いが浮上したという。(宮坂知樹)