富山県黒部市で2016年、当時高校生だった実の娘の福山里帆さん（25）に性的暴行を加えたとして、準強姦（ごうかん）罪に問われた無職大門広治被告（54）の判決が21日、富山地裁であった。 梅沢利昭裁判長は求刑通り懲役8年を言い渡した。 公判で同被告は、性交渉をしたことは認めた上で、「娘は逆らえない状態ではなかった」などとして無罪を主張していた。 福山さんは同被告の逮捕後、自身の実名を明かして被害を訴えていた。 起訴状によると、同被告は16年8月、黒部市の自宅で、当時16歳で高校生だった福山さんが抵抗できないことに乗じて、性的暴行を加えたとされる。