米国大使館近くで機動隊員に刃物を向けた疑い、男を逮捕 隊員が負傷

在日米国大使館(東京都港区)近くの路上で、警戒中の機動隊員に包丁を向けるなどしたとして、警視庁は24日、住居不定の30代ぐらいの男を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕し、発表した。「警察官に危害を加えたのは間違いない」と話しているという。隊員はやり取りの際、足にけがをして病院に搬送された。 赤坂署によると、男は同日午後2時半ごろ、同区虎ノ門2丁目の路上で、職務質問をした機動隊員の男性(26)に所持していた刃物を向けるなどして、職務を妨害した疑いがある。機動隊員が男を取り押さえようとした際、機動隊員の右足のかかと付近に刃物が当たったという。署が男の身元や包丁を持っていた理由について調べている。 在日米国大使館周辺では、トランプ米大統領の来日を控え、現在、警視庁が警戒を強化している。今後も、不審者と判断した人物には積極的に職務質問をしていくという。(松田果穂、西岡矩毅)

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