静岡・沼津市に住む60代の無職の女性が、警察官などをかたる男らからのうその電話をきっかけに、金計約1億800万円をだまし取られる詐欺被害に遭いました。 詐欺被害に遭ったのは、沼津市に住む無職で60代の女性です。警察によりますと、7月下旬に、女性の自宅に医療局の職員や警察官などをかたる男らから、「あなた名義の保険証を利用して睡眠薬が購入されている」「覚えがなければ警察に被害届を出してほしい」「逮捕した犯人があなたからキャッシュカードを譲り受けたと言っている」などと電話がありました。 その後、SNSを通じて、「あなたが犯罪に関わっているか持っている資産を調べる必要がある」などといわれ、これを信じた女性が、相手の指示で新たに開設した口座に、9月16日までの間に、現金計約1億800万円を振り込み、だましとられたということです。 警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、「警察官や検察官をかたった詐欺が増えています」「警察官や検察官が資産を確認するためにお金を預かったり振り込ませることはありません」などと注意を呼びかけています。