オーナーとの交際も発覚…美しすぎると話題の田野和彩容疑者が関わった「管理売春事件」の凄絶な全貌

「人間として扱われていなかった」 被害女性がそう語るとおり、犯人グループは鬼畜の集団だった。 10月14日、ガールズバーの女性店員をGPSで監視しながら売春させたなどとして、東京・池袋のガールズバー「イーウェーブモーニング」店長の鈴木麻央耶容疑者(39)と、従業員の田野和彩容疑者(21)が、売春防止法違反(管理売春)の容疑で警視庁保安課に逮捕された。 被害女性は20代。昨年9月から「イーウェーブモーニング」で働き始めたが、10月から鈴木容疑者らに暴力を振るわれていた。 「鈴木容疑者は『接客態度がなっていないし、ブスだから売り上げが悪い。もっと努力しろ』と叱責し、日常的に暴力を振るっていたようです。田野容疑者は店のキャストの一人で、自身もカウンターに立って接客をしていた。9人ほどいるキャストのトップかつ、鈴木容疑者と交際していた。容姿端麗で月数百万円を売り上げる一方、彼女もまた被害女性に『ブスで売り上げがない』と暴言を吐いていたといいます」(全国紙社会部記者) 鈴木容疑者による殴る蹴るの暴行は次第にエスカレートしていった。 「シャンパンの空瓶で頭を殴られたこともあったようです。そのうえ、『お前のカネは俺が管理してやる』と2ヵ月分の給料を召し上げ、『家賃を払ってやるから、不動産業者の連絡先を教えろ』と電話番号を聞き出したあげく、無断でアパートの賃貸契約を解約した。住まいを失った被害女性は、ゴミが散乱する店のバックヤードの1畳分のスペースで寝泊まりさせられていました」(同前) ◆「位置情報を共有しろ」 それでも地獄の日々は終わらない。入店から半年が経った今年4月、被害女性は鈴木容疑者に「(新宿の)大久保公園で立ちんぼするか、風俗で働くか、どっちか選べ」と迫られた。口応えすると殴られるので「立ちんぼをしてきます」と従い、管理売春生活が始まった。 「鈴木容疑者は『スマホの位置情報を共有しろ』とカード型のGPSを渡し、客との会話をスマホアプリで録音させていた。ラブホの部屋番号も報告させるなど、被害女性を監視していました。見回りに訪れた鈴木容疑者と田野容疑者から『立っている場所が悪い』と言いがかりをつけられることもあった。二人に無断で休憩を取った際には、近くのラブホに連れ込まれてハンガーで血が出るまで頭を殴られていました」(捜査関係者) 女性は多い日で1日13人、5~7月までの3ヵ月間でおよそ400人の男性を相手に売春をさせられたという。売り上げ総額は600万円にのぼったが、そのほとんどを鈴木容疑者に送金。「太ると客がつかなくなる」と食生活も管理されていた。 「生活費として時折3000円を支給していましたが、何を食べたのかを逐一報告させていた。女性は食べ物を購入するたびにレシートの写真を撮影し、3人のグループチャットに送信していました。 女性がお菓子を買ったり、金額の収支が合わなかったりすると激怒して暴行。顔面が腫れ上がって仕事に支障をきたすようになると、殴る代わりに激辛ソースを飲ませていた。立ちんぼの数が減る梅雨の時期は『稼ぎ時だから』と朝から晩まで立たされていた」(前出の捜査関係者) 今年7月、被害女性が客待ちをしていたところを現行犯逮捕されたことで事件が発覚。警察の調べに対して、「人間として扱われていなかった。身も心もボロボロで逃げる気力がなかった。逃げるという選択肢は思いつかなかった」と供述しているという……。

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