フィッシングサイトで得た情報でネットバンキングに不正にアクセスし他人の口座から金をだまし取ったなどとして無職の少年2人が逮捕されました。少年は、生成AIを使用してフィッシングサイトを作成したとみられています。 不正アクセス禁止法違反などの疑いで逮捕されたのは千葉県の無職の少年(17)と大阪府の無職の少年(18)です。 捜査関係者によりますと、千葉県の少年(17)は去年、SNSのXで知り合った複数の相手にフィッシングサイトを開かせて銀行口座の情報などを入力させ、それらの情報を使って、相手のネットバンキングの口座からあわせて50万円を友人の、大阪の少年(18)の口座などに不正に送金した疑いがもたれています。 少年はXでアイドルのコンサートの同行者を 募集する内容を投稿し、連絡をしてきた相手に「チケット代金の送金ミスを防止するために電子マネーで1円送るので受け取ってほしい」などとメッセージを送った上、電子マネーの画面を装ったフィッシングサイトを開かせ、パスワードなどを入力させたということです。 フィッシングサイトはプログラミングの知識がない千葉県の少年(17)が、海外の生成AIを使って作成したとみられています。 警察は少年らが同様の手口でほかにも1300万円以上をだまし取っていたとみて調べています。