奈良市議のへずまりゅう氏(34)が28日、2022年7月に奈良市で参院選の応援演説中の安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で殺人罪などで起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判初公判の傍聴のため奈良地裁に姿を見せた。 早朝から夫人とともに抽選会場を訪れたへずまりゅう氏。「市議として来ました。奈良市内で起こった事件。初日の日程を開けてました。彼がなんと言うか見届けたい。姿を見たい」と語った。 へずまりゅう氏は山口県防府市出身。同郷の安倍元首相には「11年前、大学生の頃に下関の海峡まつりでハイタッチしたことがあります。凄くいい人でした。彼(山上被告)に腹が立ってて」と思い入れが強かった。「自分は迷惑系YouTuberだったけど、一線を越えすぎてます。国の代表を殺したのは許されない」と憤りをあらわにした。 また、自身も逮捕された過去があり、「どんな表情をしてるのか。(拘置所にいれば)げっそりと痩せる。どんな表情、顔になってるのか」と興味を示した。さらに「どれぐらい責任を取ろうとしてるのか。傍聴席で何があるのか」と語った。