カンボジア拠点の特殊詐欺事件 中国籍夫婦が振込先口座を日本人の「かけ子」に指示したか

カンボジアを拠点とした特殊詐欺事件をめぐり、指示役とされる中国籍の夫婦が、現金をだまし取る際の振込先の口座を日本人の「かけ子」に指示していたとみられることがわかりました。 いずれも中国籍で夫婦の王少凡容疑者(33)とスン・ジアシュエン容疑者(22)は今年5月、他の者と共謀し、愛知県尾張旭市の女性(61)に、カンボジアから警察官などをかたる電話をかけて、現金あわせて200万円をだまし取った疑いで再逮捕されました。 事件をめぐっては、カンボジアの拠点から日本人の「かけ子」29人が逮捕され、夫婦は中国系犯罪組織のメンバーとして指示役を担っていたとされています。 警察のこれまでの捜査で、夫婦は、「かけ子」が特殊詐欺で現金をだまし取る際、振込口座を指定するなど、具体的な指示を出していたとみられることが新たにわかりました。 警察は引き続き、組織の実態解明を進めています。

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