ガザ戦争の知られざる側面 イスラエル軍法務局長官拘留

テルアビブ、イスラエル、11月4日 (AP) ― イスラエル陸軍のイファト・トメル・イェルシャルミ少将は、先週突如国防軍法務局長官を辞任、一時的に行方不明となり、当局による必死の捜索の結果、テルアビブの海岸で発見するという、国中を揺るがすスキャンダルの中心にいたが、11月3日に逮捕され、現在警察の拘留下に置かれている。 前法務局長官は先週、悪名高いイスラエル軍刑務所におけるパレスチナ人への虐待疑惑を巡る監視カメラ映像の流出を承認したと認めたため、警察によって逮捕され、勾留状態にある。 映像は、複数のイスラエル兵士がパレスチナ人被拘束者1人を性的に虐待したとされる暴行事件の一部といわれている。 トメル・イェルシャルミ少将(退役)は昨年、国防軍法務局が捜査中の疑惑の深刻さを暴露しようとこの映像をリークした。ところが、強硬派政治指導者らから激しい批判をとなって返ってきており、圧力で辞任した後も、個人攻撃が続いている。 トメル・イェルシャルミ少将は家族に謎めいたメモを残し、車を浜辺の近くに置き去りにして姿をくらました結果、自殺ではないかという懸念を招き、大規模な捜索につながった。 同少将は2日夜、テルアビブの浜辺で無事発見された。 この異常な出来事は、2023年10月7日のハマス攻撃以前から深く分断されていたイスラエルで起きた、一連の最高保安当局者の辞職というべきか追放というべきか、その最新例となった。 (日本語翻訳・編集 アフロ)

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