「元本を保証する」「配当金を支払う」FXの投資話で4010万円の預り金を受けた疑い 自称メンタルセラピストの男を逮捕 山梨

金融機関などでもないにも関わらず、「元本を保証する」などと言い、男女4人から現金4010万円を預かり金として受け入れた疑いで、自称メンタルセラピストの男が逮捕されました。 出資法違反(預り金の禁止)の疑いで逮捕されたのは、東京都目黒区中目黒の自称メンタルセラピスト、腰づか共起容疑者(61)です。 警察によりますと、腰づか容疑者は銀行など金融機関と郵便局でないにも関わらず、2022年6月30日から2023年10月26日までの間、山梨県や東京都に住む50代から70代の男女4人から、合計約4010万円を預かった疑いが持たれています。 腰づか容疑者はFX投資で「元本を保証する」「配当金を支払う」などと甘い言葉で出資を持ちかけ、容疑者名義の口座に複数回にわたって振り込ませたとされています。 実際に数回配当金を支払うことで、出資者の信用を得ていたということです。 調べに対し、腰づか容疑者は「借り入れであって、預り金ではない」と容疑を否認しています。 腰づか容疑者と被害者らは知人やその紹介で知り合ったとみられていて、警察は余罪もあるとみて捜査を進めています。 出資法では、業として預り金を取り扱えるのは銀行などの金融機関と郵便局に限定されています。同法第2条第1項には「業として預り金をするにつき他の法律に特別の規定のある者を除く外、何人も業として預り金をしてはならない」と規定されています。 警察では、「元本を保証する」などの儲け話があった場合には、最寄りの警察署に相談するよう呼びかけています。 (*腰づかの「づか」は「塚」の土へんを除いた文字)

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